◆
社会文教委員会委員長(
木下徳康君)
社会文教委員会に付託となりました議案5件につきましては、いずれも原案のとおり可決することに決定いたしました。 審査の概要について申し上げます。 議案第12号「飯田市
恒川史跡公園条例の制定について」では、令和4年4月に
公用開始予定の飯田市
恒川史跡公園の
清水エリアに関して、
公園条例施行後の
史跡公園の活用と
維持管理はどのようになるかとの質疑があり、
史跡公園の整備は
座光寺地域と連携・協働して進めてきた経過がある。
史跡公園の活用は、平成26年に2000年浪漫の
郷委員会を立ち上げて、史跡を地域の発展に生かそうと取り組んできている。令和2年には、史跡の
案内ガイド組織として浪漫の
郷座光寺案内人が立ち上がり、
各種団体の
学習会等で講師を務めたり、
南信州観光公社のツアーと連携して地域の
歴史文化遺産を案内して学習、交流を展開している。
恒川清水の
維持管理については、整備前より地域で保全が行われており、引き続き清掃等を行っていただくよう調整を進めているとの答弁がありました。 条例に規定する使用料に関して、別表に4つの区分が示され、例えば物品の展示または販売、募金、その他これらに類する行為は、1日
当たり占有面積1平方メートルにつき28円といった端数となっているが算定の根拠はとの質疑があり、昭和43年に制定され、現在の飯田市
都市公園条例の規定に準じている。条例では、公園における行為の制限が規定されており、使用料についてはその
許可内容によって現在運用しているとの答弁がありました。 次に、議案第13号「飯田市
美術博物館条例の一部を改正する条例の制定について」では、
条例改正により飯田市
上郷考古博物館を飯田市
考古博物館とし、
特別展示室及び
会議室を
多目的室とすることに関して
特別展示室の機能を停止させるとの説明だが、現在の状況はとの質疑があり、博物館の展示の
バックヤードや写場などとしても利用している。
会議室についても
利用頻度や
利用者数が少ないことから、併せて
多目的室として活用を図るとの答弁がありました。 議案第14号「
飯田市立図書館条例の一部を改正する条例の制定について」では、(仮称)
飯田駅前プラザへの
中央図書館飯田駅前分室設置に関し、
飯田駅前分室の蔵書について、いつでも使える
オープン書棚と
司書職員がいるときに使える
司書戸棚と分けて運用するとの説明だが、具体的な蔵書の内容はとの質疑があり、
オープン書棚では
図書館の通常の分類に基づくものではなく、
高校生や若い世代を
ターゲットとしたテーマに沿った配置を予定している。また、(仮称)
駅前プラザの
商業施設利用者向けの一般の読み物なども配置するとの答弁がありました。 続いて、蔵書全体で8,000冊を予定するとのことだが、
オープン書棚と
司書職員がいるときに使える書棚の比率はとの質疑があり、
オープン書棚2,000冊、残りが
司書職員がいるときに使える書棚への配置となると答弁がありました。 関連して、
司書職員がいるときに使える書棚のほうが蔵書の配置が多いが、その考えはとの質疑があり、
司書職員は図書の
貸出業務や返却後の作業、調べものの支援を行うが、全ての時間に
司書職員を配置することが困難なため、
分室運用としてこれで始めてみるというところとの答弁がありました。 隣接する
シェアスペースに関して、
シェアスペースで読書ができるとの説明だが、飲食をしながらの利用も可能かとの質疑があり、今までの
図書館にはなかったが、飲食を伴いながら、あるいはおしゃべりをしながら利用してもらうことができるとの答弁がありました。 続いて、本が汚れたりしないかとの質疑があり、これまでと同様に大切に扱っていただきたい考えとの答弁がありました。
オープン書棚について、
司書職員がいない時間において本が紛失する心配はとの質疑があり、紛失の心配はあるが本に親しんでいただくことを重視し、セルフ貸出しといったことにもチャレンジする。
飯田駅前にサテライトとして分室を設置するに当たって、
教育委員会内部でもしっかりと議論をしてきたところであり、
図書館の新しい使い方へのチャレンジと考えている。
図書離れの傾向が高まる
高校生を
ターゲットとしながら、その
高校生を含めた皆でつくる
図書館にしていく考えとの答弁がありました。 これらの質疑の後、
高校生と共に取り組む
読書会や
高校生間の図書を通じた交流などの実施、
図書館ボランティアや司書のインターンシップなどの取組の検討について意見、要望がありました。 議案第16号「
損害賠償の額を定めることについて」では、
損害賠償額に関して
方向転換をしていての事故という説明だが、損害の程度と額の算定はとの質疑があり、相手方の
普通乗用車は高級車であり、修理の間の代車もそれ相当のものを用意したため、通常より経費がかかった。また当方は2トンの
貨物車両であり、通常より
相手方車両への衝撃は大きかったと考えている。また、バックのときの衝突で勢いもある程度あったものと推測しているとの答弁がありました。 なお、議案第9号「飯田市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について」に関しましては、特に申し上げることはございません。 以上で報告を終わります。
○議長(
井坪隆君) ただいまの
委員長報告につきまして、御質疑はございませんか。 (挙手する者なし)
○議長(
井坪隆君) なければ、質疑を終結いたします。 期日までに討論の通告がございませんでしたので、討論なしと認めます。 これより議案5件を採決いたします。 お諮りいたします。 議案5件について、
委員長報告のとおり決定することに御異議はございませんか。 (「異議なし」と言う者あり)
○議長(
井坪隆君) 御異議なしと認めます。 よって、議案5件は
委員長報告のとおり決定されました。 次に、議案第10号及び議案第17号から議案第19号までの以上4件を
一括議題とし、産業建設
委員会の報告を求めます。 産業建設委員長、竹村圭史君。
◆産業建設
委員会委員長(竹村圭史君) 産業建設
委員会に付託となりました議案4件につきましては、いずれも原案のとおり可決することに決定いたしました。 審査の概要について申し上げます。 議案第17号「公の施設の指定管理者の指定について(飯田市保健休養施設)」では、飯田市保健休養施設の指定管理に関して、令和3年度は株式会社
南信州観光公社が1年だけ指定管理を行うことに至った理由はとの質疑があり、飯田市公共施設マネジメントにおける優先検討施設として4年前から本施設の
在り方を検討してきた。地域との協議をする中で、老朽化した沢城荘を解体し、その他の部分を有効に活用していくという方針が決まった。さらに、本施設の今後の利用、受皿などの検討を行うため、令和2年度及び令和3年度については1年ずつの指定をしながら徐々に施設の
在り方の検討を進めてきたとの答弁がありました。 ほかの委員から、収支の状況に関して、令和2年度の収支と令和4年度の収支が異なる理由はとの質疑があり、令和2年度までの収支は沢城荘を活用しながら事業を行ってきたため、施設の利用料金等の収入、施設の
維持管理に係るコストがかかっていた。令和4年度の収支は、指定管理者の公募を行い、新たな指定管理者から提案がなされた計画となっているとの答弁がありました。 さらに、令和4年度における人件費として何人を想定しているか、また光熱水費に差額が生じている理由はとの質疑があり、新しい指定管理者からの提案によると、人件費については主にレストハウスの運営と施設の管理となるため常駐は1人で、除草作業などのときには飯田高原保健休養地管理組合の関係者らが実施する形になる。光熱水費については、沢城荘の
維持管理がなくなるため大幅な減少となっているとの答弁がありました。 また、委員から沢城湖は釣りの利用者もいるが、指定管理者が管理を行う範囲はキャンプ場だけなのか、沢城湖周辺も含むのかをきちんと確認した上で事業を進めてもらいたいとの要望があり、沢城湖を含めた一帯の管理ということになるため、指定管理者と連携を取って進めてまいりたいとの答弁がありました。 議案第19号「
損害賠償の額を定めることについて」では、水道管からの漏水に関して本管から取り出し管にかけての漏水とのことだが、管のつなぎの部分なのか腐食によるものなのか、漏水の原因はとの質疑があり、本管は昭和47年以降に設置されたものであり、本件は同年以降に設置された古い取り出し管からの漏水であるとの答弁がありました。 また、本管以外の取り出し管は今後も漏水が生じ得るかとの質疑があり、取り出し管自体も本管と同様に老朽化が進んでいるため、漏水が生じないように本管の更新を進めていくとの答弁がありました。 さらに、浄水に関して漏水の点検はしていると思われるので、今後も漏水が生じないよう適切な点検に努められたいとの要望がありました。 なお、議案第10号「飯田市営住宅等条例の一部を改正する条例の制定について」及び議案第18号「市道路線の認定について」に関しましては、特に申し上げることはございません。 以上で報告を終わります。
○議長(
井坪隆君) ただいまの
委員長報告につきまして、御質疑はございませんか。 (「なし」と言う者あり)
○議長(
井坪隆君) なければ、質疑を終結いたします。 期日までに討論の通告がございませんでしたので、討論なしと認めます。 これより議案4件を採決いたします。 お諮りいたします。 議案4件について、
委員長報告のとおり決定することに御異議はございませんか。 (「異議なし」と言う者あり)
○議長(
井坪隆君) 御異議なしと認めます。 よって、議案4件は
委員長報告のとおり決定されました。 次に、議案第20号から議案第37号までの以上18件を
一括議題とし、予算決算
委員会の報告を求めます。 予算決算委員長、山崎昌伸君。
◆予算決算
委員会委員長(山崎昌伸君) 予算決算
委員会に付託となりました議案20号「令和3年度飯田市一般会計補正予算(第13号)案」と、以下件名を省略いたしまして議案第21号から議案第24号までの以上5件の補正予算議案、議案第25号「令和4年度飯田市一般会計予算(案)」と、以下件名を省略いたしまして議案第26号から議案第37号までの以上13件の当初予算議案、合わせて18件の予算議案はいずれも原案のとおり可決することに決定いたしました。 予算決算
委員会は2月24日に前期全体会を開催し、3月1日から4日にかけて各分科会を開催いたしました。また、3月17日に後期全体会を開催し、議案の審査を行いました。 審査の経過につきましては全議員で共有しておりますが、あえて2つの点について申し上げたいと思います。 1点目として、議案第25号「令和4年度飯田市一般会計予算(案)」の10款教育費、5項社会教育費、4目公民館費の公民館管理・運営費では、飯田市公民館が民間施設の(仮称)
飯田駅前プラザへ移転することから係る借り上げ料や共益費などに関する予算、
高校生や若者を対象とした創発事業の展開とその考え方、さらに今後の市民への
情報発信の
在り方をはじめとして様々な視点からの質疑が行われ、分科会ではこの項目に対する質疑と答弁だけでおおよそ1時間が費やされております。また、御承知のとおり、予算決算
委員会前期全体会・後期全体会においても多くの質疑が行われました。 2点目として、議会としての政策サイクルを回すという観点から、予算決算
委員会が所管して昨年秋に実施した令和3年度議会による行政評価からの評価・提言が当初予算にどう反映されているかという視点に重きを置いて分科会を中心として質疑を行いましたが、この点につきましてはまだまだ改善の余地があるものと感じております。 以上、予算決算
委員会の報告といたします。
○議長(
井坪隆君) ただいまの
委員長報告につきまして、御質疑はございませんか。 (挙手する者なし)
○議長(
井坪隆君) なければ、質疑を終結いたします。 期日までに討論の通告がございませんでしたので、討論なしと認めます。 これより議案18件を採決いたします。 お諮りいたします。 議案18件について、
委員長報告のとおり決定することに御異議はございませんか。 (「異議なし」と言う者あり)
○議長(
井坪隆君) 御異議なしと認めます。 よって、議案18件は
委員長報告のとおり決定されました。 次に進みます。 本日上程となりました議案の審議に入ります。 議案第38号「教育長の任命について」を議題といたします。 事務局に朗読させます。 小椋議会事務局次長。 (小椋議会事務局次長 朗読)
○議長(
井坪隆君)
執行機関側の説明を求めます。 佐藤市長。
◎市長(佐藤健君) 議案第38号について御説明申し上げます。 本案は、代田昭久教育長の任期が来る3月31日をもって満了いたしますことから、地方教育行政の組織及び運営に関する法律に基づき、教育長を任命することについて議会の同意をいただきたいとするものでございます。 代田教育長には平成28年4月1日から2期6年にわたりまして、当市の教育行政に多大な御貢献をいただいたところでございます。とりわけ、飯田コミュニティスクールの立ち上げやICTを活用した教育の推進、さらには中学校における部活動の改善などの取組にその手腕を発揮され、当市の教育振興に御尽力いただいてまいりました。心より敬意と感謝を申し上げます。 後任の教育長につきましては、熊谷邦千加氏を任命したいと存じます。 熊谷氏は、飯田市の出身で長年にわたり長野県内の中学校で教鞭を取ってこられました。また、長野県教育
委員会事務局や飯田、伊那、上田の教育事務所にも勤務された経歴をお持ちで、教育行政の実務にも精通されています。中学校教諭の時代には、学級が心のふるさとになる学級づくりを常に追求され、専門教科の国語の授業においては子供たちの興味や探究心を引き出し、面白いと感じる授業づくりに取り組まれたほか、目的をもって読むことで読解力を高める教育活動等をされてこられました。 飯田市立飯田東中学校では、独り暮らしの高齢者と中学生との交流活動等を通じて、地域の人とつながり地域に貢献する教育実践も行ってこられました。平成28年4月からは同校校長に着任され、飯田市校長会の会長も務められて、令和2年3月末に御退職されました。 先行きを見通すことが難しく、自らの力で人生を切り開いていかなければならない時代を迎えている中で、義務教育においては何を覚えたかという知識・技能の獲得に重点が置かれた従来型の教育から、何ができるようになるかという実践力の獲得を重視した教育活動が求められております。 また、飯田市の特色でもある、地域に根を張った公民館活動をはじめとする社会教育や、活発に行われている文化活動、スポーツ活動等が
新型コロナウイルス感染症の影響により思うようにできない状況が続いていますが、アフターコロナを見据えながら再考していく重要な時期を迎えております。 熊谷氏は高潔な人柄の上、教育行政に関する識見を有しており、当市にとって非常に大切なこの時期に教育行政のかじ取りを担っていただくのにふさわしい方であると考えるところでございます。 任期は、令和4年4月1日から令和7年3月31日までの3年間でございます。よろしく御審議の上、御同意賜りますようお願い申し上げます。
○議長(
井坪隆君) 議案に対する説明が終了いたしました。 ただいまの説明につきまして、御質疑はございませんか。 (挙手する者なし)
○議長(
井坪隆君) 質疑を終結してよろしいですか。 (挙手する者なし)
○議長(
井坪隆君) なければ、議案1件に対する質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております議案第38号につきましては、
委員会付託を省略したいと思いますが、これに御異議はございませんか。 (「異議なし」と言う者あり)
○議長(
井坪隆君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は
委員会付託を省略することに決定いたしました。 討論はありませんか。 (挙手する者なし)
○議長(
井坪隆君) なければ、討論を終結いたします。 これより議案第38号を採決いたします。 お諮りいたします。 本案を原案のとおり同意することに御異議はございませんか。 (「異議なし」と言う者あり)
○議長(
井坪隆君) 御異議なしと認めます。 よって、議案第38号は原案のとおり同意されました。 次に進みます。 本日上程となりました議員及び
委員会提出議案の審議に入ります。 発委第3号「安全・安心の医療・介護・
保健所体制を拡充し、住民のいのちと健康を守ることを求める
意見書の提出について」を議題といたします。 朗読を省略し、提案者より説明を求めます。
社会文教委員長、
木下徳康君。
◆
社会文教委員会委員長(
木下徳康君) 発委第3号「安全・安心の医療・介護・
保健所体制を拡充し、住民のいのちと健康を守ることを求める
意見書の提出について」、
社会文教委員会を代表して提案理由を説明いたします。 お手元の議案書をおめくりいただきまして、別紙の
意見書案を御覧ください。 本
意見書案は、先ほど本会議で採択いただきました令和4年請願第1号を受けて
社会文教委員会発議の議案として提案するものです。
意見書案の趣旨に記載のとおり、長期にわたる
新型コロナウイルス感染症の拡大により、命と健康が脅かされ、社会・経済活動や国民生活に深刻な影響を及ぼしています。このコロナ禍で明らかになったことは、病院の役割の重要性、医師、看護師、介護職員の人員不足、
保健所体制などであります。 住民の命と健康・暮らしを守り、社会・経済活動への影響を最小限に抑え込むため、また新たなウイルスの感染拡大や大規模災害などの事態に備えるためにも、医療、介護、
保健所などの提供
体制拡充、公共衛生施策の拡充は喫緊の課題であります。 これらの課題につきまして、国が取組を進めていることは認識しているところでありますが、改めて国でしっかり取り組んでいただくように
意見書案を記載の事項について要請するものであります。 説明は以上です。よろしく御審議の上、御賛同いただきますようお願いいたします。以上です。
○議長(
井坪隆君) ただいまの説明につきまして、御質疑はございませんか。 (挙手する者なし)
○議長(
井坪隆君) なければ、質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております発委第3号につきましては、
飯田市議会会議規則第37条第2項の規定により
委員会付託を省略したいと思いますが、これに御異議はございませんか。 (「異議なし」と言う者あり)
○議長(
井坪隆君) 御異議なしと認めます。 よって、発委第3号につきましては
委員会付託を省略することに決定いたしました。 討論はございませんか。 (挙手する者なし)
○議長(
井坪隆君) 討論の通告はございませんので、討論なしと認めます。 これより、発委第3号を採決いたします。 お諮りいたします。 本案を原案のとおり可決することに御異議はございませんか。 (「異議なし」と言う者あり)
○議長(
井坪隆君) 御異議なしと認めます。 よって、発委第3号は原案のとおり可決されました。 次の日程に進みます。
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△日程第5 閉会中の
継続審査の申出
○議長(
井坪隆君) 閉会中の
継続審査の申出について議題といたします。 ペーパーレス会議システムに掲載のとおり、
総務委員長、
社会文教委員長、及び産業建設委員長から、閉会中の継続調査を要する旨の申出がありました。 委員長の申出のとおり、閉会中の
継続審査とすることに御異議はございませんか。 (「異議なし」と言う者あり)
○議長(
井坪隆君) 御異議なしと認めます。 よって、申出のとおり閉会中の
継続審査とすることに決定いたしました。 次の日程に進みます。
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△日程第6 議員派遣
○議長(
井坪隆君) 議員派遣について議題といたします。
飯田市議会会議規則第160条の規定により、資料のとおり議員を派遣することにいたしたいと思います。これに御異議はございませんか。 (「異議なし」と言う者あり)
○議長(
井坪隆君) 御異議なしと認めます。 よって、議員派遣についてはそのように決定いたしました。 ただいま議員派遣の件が議決されましたが、事情変更等により派遣の趣旨を損なわない範囲の変更は議長に委任されたいと思います。これに御異議はございませんか。 (「異議なし」と言う者あり)
○議長(
井坪隆君) 御異議なしと認めます。 よって、議員派遣に変更のある場合は議長に委任とさせていただきます。
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△閉会
○議長(
井坪隆君) 以上をもちまして、本日の日程は全て終了いたしました。 ここで、市長から発言の申出がありますのでこれを認めます。 佐藤市長。
◎市長(佐藤健君) 令和4年
飯田市議会第1回
定例会を去る2月24日に開会し、本日までの27日間、提案いたしました諸案件を慎重に御審議、御決定いただきましたことに厚く御礼を申し上げます。審議の過程で御指摘いただきました点につきましては、執行に当たり十分に意を配してまいります。 また、今
定例会初日に
新型コロナウイルス感染拡大に備え、オンラインによる
委員会審議を可能にするための規定を整備され、また中日にはロシアのウクライナ侵攻を非難する決議を行われたことは、いずれも時宜を得た行動であったと敬意を表する次第であります。 今
定例会の初日に当たる2月24日に始まったロシアのウクライナに対する侵攻は、明らかに国連憲章に違反しており、断じて許すことはできません。とりわけ、子供を含む一般市民への攻撃はいかなる理屈をもってしても正当化されるものではありません。プーチン大統領が核兵器の使用を示唆したことに至っては、言語道断、憤りを通り越して悲しみを覚えます。 これに抗議の意を示し、戦火に苦しむ方々への支援を行う方策はないものかと思案しておりましたが、このたび職員からの提案に基づき飯田国際交流推進協会の御協力をいただいて市民の皆様にウクライナへの募金を呼びかけ、飯田水引協同組合の皆さんの御協力を得て作成したウクライナ国旗をイメージした水引のリボンを募金に御協力いただいた方に身につけていただくという行動を起こすことにいたしました。 飯田市は昭和59年に非核平和都市宣言をしており、また多文化共生社会を目指す外国人集住都市会議の一員として、地球市民として共に生きるという基本理念を掲げております。 日々深刻化する事態に対し、私たちができることは限られておりますが、世界平和のために市民の皆様の御協力をいただければ幸いです。 今
定例会中、介護保険料の賦課誤りが発見され、急遽、
社会文教委員会協議会及び記者会見で概要の御報告をいたしました。該当する被保険者の皆様をはじめ、市民の皆様に御迷惑、御心配をおかけしたことを改めておわび申し上げます。 今回の賦課誤りは、制度改正時に改正内容を正しく把握できていなかったこと、引き継いだ担当者もその誤りを発見、是正できなかったことにより起こったものです。これは、どこの部署でも、他の制度でも起こり得ることであり、職員一人一人が今回のことを他人事とせず、今後同様の誤りがないよう気を引き締めて仕事に取り組んでまいります。 関連して、今
定例会の初日に代表監査委員から御指摘をいただいたとおり、前年度の監査で指摘されたことと同様の指摘を今年度、他の部署で再び指摘されたことは市役所として大いに反省すべきことであります。真摯に受け止め、これも全ての部署で自分事として取り組んでまいります。
新型コロナウイルス感染症第6波の当地域における状況は、1月に比べれば2月、2月に比べれば3月と落ち着いてきてはおりますが、ここへ来て下げ止まっている状況であります。この週末には市役所において集団感染が確認され、市民の皆様に御心配をおかけいたしております。 陽性が確認された者の中には、お練りまつりに関する業務を担当する職員が複数含まれておりますが、他の職員によりカバーし、祭りの開催支援に支障のないようにいたします。 県の感染警戒レベル5に対応して分散勤務などの対策を講じていた中、集団感染が発生してしまいましたことについて、早急に検証し対応してまいります。 来る3月25日から27日までの3日間、飯田お練りまつりが開催されます。このコロナ禍の中、本当に開催するのかと心配する御意見があることは十分承知しており、飯田市の
新型コロナウイルス感染症対策専門家会議の御意見もお聞きしながら慎重に検討してまいりましたが、お練りまつりは屋外で行われる行事であり感染リスクが低いこと、出演者全員に当日の抗原定性検査を義務づけ、観覧者にも検温と不織布マスクの着用を徹底するなどの感染防止対策が必要な水準を満たしていると評価できること等から、主催者である飯田お練りまつり奉賛会の実施の判断を尊重することといたしました。 数え7年に1度の貴重なお祭りです。市民の皆さんの御理解と御協力をよろしくお願いいたします。 また、このような行事に対する考え方は人それぞれに違います。自分と違う考えを持つ方のことを悪く言ったり、誹謗中傷したりすることのないよう、改めてお願いいたします。 お練りまつりに続き、各地の諏訪神社の御柱祭、元善光寺の御開帳、飯田やまびこマーチ、ゴールデンウイークには3年ぶりとなるオーケストラと友に音楽祭も予定されております。これら伝統行事や文化・スポーツ活動が、コロナ禍を乗り越え日常を取り戻すきっかけとなることを期待し、実施に向けた感染防止対策などについて関係者の皆様と協議をしてまいります。 教育長の任命につきましては、先ほど議会の御同意をいただき感謝を申し上げます。代田教育長には、2期6年間、当市の教育行政に多大な御貢献を賜りました。飯田型コミュニティスクールの導入と推進、飯田・宇宙教育の実践、ICT教育の推進、中学校における部活動の
在り方の見直し、全市型競技別スポーツスクールの導入などなど、飯田市の教育に様々な新風を吹き込んでいただきました。改めて、敬意と感謝を申し上げます。誠にありがとうございました。 新年度からは、熊谷邦千加新教育長に、小・中学校の
在り方検討や、新文化会館の建て替えに向けた議論など、大きな課題に取り組んでいただきます。教育
委員会の独立性を尊重しつつ、教育分野の課題解決に向けて私自身もしっかりと取り組んでまいります。 結びに、議決いただきました令和4年度一般会計予算をはじめとする各種予算に基づき、いいだ未来デザイン2028中期計画を着実に推進することはもとより、信州大学新学部誘致、南信運転免許センター設置などの諸課題において、私自身が先頭に立ち、職員一丸となって取り組んでまいりますことをお誓い申し上げまして、閉会に当たっての御挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。
○議長(
井坪隆君) ここで、教育長から発言の申出がありますのでこれを認めます。 代田教育長。
◎教育長(代田昭久君) 本日、議会最終日にこのような場で御挨拶させていただくことに改めて感謝を申し上げたいと思います。 高校卒業以来、32年ぶりにふるさと飯田に戻ってきて、教育長の職を2期6年務めさせていただきました。ふるさとの教育に携われたこと、幸せに思います。どのぐらいのことができたかは分かりませんが、それでも日々全力を尽くしてきたつもりです。市民の皆さん、そして議員の皆さん、職員の皆さん、そして学校関係者の皆さん、全ての皆さんに改めて心からの感謝を申し上げたいと思います。本当に6年間ありがとうございました。 議員の皆さんにおかれましては、この議場で様々なやり取りをさせていただきました。飯田市の進める教育行政に磨きがかかったと感じています。あえて願わくば一つ、もう一度反問権を使いたかったな、そんなふうに思います。 6年間を振り返ってみて、改めてこの飯田市の教育の強み、それは地域で人を育てる力「地育力」だと思っています。結いの精神に基づいた人と人とのつながり、豊かな自然、歴史、文化、こういったものはほかの地域ではまねができない飯田市の大きなアドバンテージだと思います。その地育力を生かし、平成28年全ての学校で飯田コミュニティスクールをスタートさせました。 よい地域がよい学校をつくり、よい学校がよい地域をつくる。学校を核とした地域総ぐるみの教育活動が始まりました。もちろん、このコミュニティスクールという仕組みは、学校のガバナンス、経営の仕組みですので、理解が難しく、またすぐに効果が出るものではないと思っています。ただ、その中でも飯田の地育力、地域の皆さんの本気によって学校が大きく変わりつつあると思っています。 例えば、上村小学校の小規模特認校、和田小学校のやまざと親子留学、学校を核とした地域づくりが確かな成果として実を結び始めていると思っています。議員の皆さんの中にも、圧倒的な当事者意識を持ってコミュニティスクールの委員になり、コミュニティスクールを推進していらっしゃる議員もいらっしゃいます。改めて、学校の経営に御尽力いただいている地域の皆様、全ての皆様に、改めて感謝と敬意を申し上げたいと思います。 こうした飯田市の豊かな教育環境の一方で、大きく展開するグローバリゼーションの中で、東京やそのほかの都市と同じように飯田市にも貧困や格差、不登校といった問題が確かに存在することを認識しました。私は、これからの教育は今までのいいところを残しながら新しい教育にパラダイムシフトをしていく必要があると思っています。つまり、与えられたゴールに向かって正確に早くたどり着かせようとする教育から、それぞれのゴールを自分で立てて、自分の羅針盤を持って、自分らしく自分のペースで歩んで行く。他立から自立への教育への転換が図られる必要があると思っています。そのためには、学校や教師、大人がその子に寄り添い支える、そんな役割の転換も必要になってきます。 そうした中で、一人一人の特性や個性、興味や関心、こういったものに合わせた教育が実現できるICTの活用は可能性を秘めていると思っています。この2年間で1人1台のタブレットが学校に配置され、自分自身で考える授業、お互いに協働する授業が少しずつ増えてまいりました。コロナ禍の中、学校の先生方には改めて感謝を申し上げたいと思います。 そして、冬季、冬場の放課後の部活動を行わない期間、部活動のジブンチャレンジ期間も始まりました。これは部活動の長時間の練習によるけがやバーンアウト、燃え尽きを回避、そのリスクを回避するための新しい取組です。ジブンチャレンジ期間では、子供たちは内発性を大切にしながら自分の挑戦したいことを計画し、実行し、そして振り返るリフレクション、こういった意識や習慣が飯田の子供たちにしっかりと身につき始めていると思います。 話は少し変わりますが、明日筑波大学にお伺いし、この部活動に対して永田学長と室伏スポーツ庁長官とパネルディスカッションを行います。こうした飯田の取組を全国に、そして国にもしっかりと発信をしていきたい。そして教育改革の波濤、先頭に立って飯田市の教育がこれからも力強く推進することを期待しています。 最後にもう一つ、この2年間コロナの対応で大変苦労しました。様々な学校の教育活動、文化活動、スポーツ活動、公民館活動、様々な教育活動が制限を受けました。でも、私たちはその中でも何が本質的な意義なのか、みんなで考え、そしていたわりや優しさの心を大事にしながら新しい扉を開けることができているのではないかと考えています。 昭和22年、飯田大火の後、復興のために飯田東中学校の提案を受け、飯田市にはりんご並木が植えられました。まちも人の心も美しく、そういった思いが市民に広がり、ビルド・バック・ベター、創造的な復興を成し遂げることができました。今、私たち置かれているこの災害の状況の中にあっても、雲外蒼天、雲の外には青い空が広がっていることを信じて皆で力を合わせ、ビルド・バック・ベター、創造的な復興を成し遂げていきましょう。 結びとなりますが、私事について、せっかく飯田に戻ってきた御縁です。何か子供たちのために始めてみたいと思っています。このふるさと飯田に誇りと愛着を持ち、そしてこの不透明な時代にあっても希望を胸に、飯田下伊那、日本、そして世界平和のために貢献できる人材を育んでいきたいと思っています。これからもよろしくお願いします。今までどうもありがとうございました。
○議長(
井坪隆君) 去る2月24日から本日3月22日までの27日間にわたり、慎重に御審議をいただき、厚く御礼を申し上げます。 あちらこちらに梅の花が咲き乱れ、時を待つ桜の開花が待ち遠しい春がやってまいりました。あのウクライナにも暖かな春が訪れることを切に願いまして、以上で令和4年
飯田市議会第1回
定例会を閉会といたします。お疲れさまでした。
----------------------------------- 11時22分 閉会 地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。 令和4年5月18日
飯田市議会議長 井坪 隆 署名議員 小平 彰 署名議員
下平恒男...